Webサイトを構成する上で

・「直帰率」を下げる

・「ページの滞在時間」を増やすこと

を課題にしている経営者様、企業様が多いのではないでしょうか。

現在、Webサイトでは背景色(ベースカラー)を「白」とすることが多いため、

必然的に文字を「黒」で記載することがほとんどです。

そこで知ってほしいのが、

文字を「ピュアブラック」で記載するのは避けたほうがいいということです。

「ピュアブラック」というのは

ディスプレイ上で表示可能な最大値を使用した黒(#000000)のことを指します。

左の文字はピュアブラック(#000000)、右の文字は暗めのグレー(#323232)となっています。

比較するとどうでしょうか？

並べなければどちらも「黒」と感じるのではないでしょうか。

どちらも「黒」だと認識して扱う場合、

どちらの黒がおすすめかというと右の黒(暗めのグレー)です。

その理由ですが、

ピュアブラック(#000000)はディスプレイ上で表示可能な最大値の黒です。

ですので、とても強く感じるのです。

（この文字もピュアブラックを使用↑）

文字は強く感じたほうが

読みやすいのではないかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、

背景色(ベースカラー)を白とした場合、

文字をピュアブラック(#000000)にするとコントラストが非常に高い状態となります。

そのため、他の要素よりも主張が強く伝わってしまい、

結果的に文字を読む際のストレスに繋がります。

せっかく考えたキャッチコピーや文章もしっかりと読んでもらえず、

直帰に繋がったり、ページ滞在時間も短くなります。

また、文字の主張が非常に強くなるため、

優先して見せたい部分の優先順位にも影響を与える可能性が考えられます。

以上のことから、

Webサイトの文字にはピュアブラックではなく、

暗いグレーの使用をおすすめします。

と書きましたが、

もちろんピュアブラックが完全にNGというわけではありません。

ページの内容によっては、

ピュアブラックをレイアウト上使用する場合もあります。

ただ、

暗いグレーを使用することも検討していただければと思います。

文字の黒を抑えるだけもページの印象が少し変わってきます。

配色については奥が深く、基本はありますが、

これが絶対に正解だ！というわけでもありません。

簡単にマネできそうな部分からまた紹介していけたらと思います。